「父よ、私は戻ってきた!」
形見の剣を手に皇子は叫ぶ
ゼ・ダンを越え、数限りない刃を交えながら
皇騎士軍はついに失われし都
王都バーリントンへと到達した
七年という夜を経て城は只静かに王を待ち
ヴァトラスの元に集いし騎士達は共に進む
在りし日の姿を取り戻すために


「皇騎士か…面白い」
闇の中で影が呟いた
暗闇の淵に沈んだ眼で光を見下ろしながら…

灼騎士軍
 国内で最大規模を誇る対ザビロニアレジスタンス
 リーダーは灼騎士ガンダムF91。メンバーには鎧騎士の子、剣士・闘士・僧侶の三人が含まれている
バーリントン市
 ブリティス城の麓に広がる王国首都
 皇騎士達の到着と前後して場内の軍が撤退した事により、予想された損害もなく奪還する
 市内にて、先に到着していた灼騎士軍と合流
迷いの森
 バーリントン市からブリティス城までの道に幻視の魔法をかけて作られた半魔術空間
 モンスターが徘徊、もとい自生し、下手に入ろう物ならば延々とさ迷い続ける。その効果は、ザビロニアの騎士・闘士含む一個師団が五年間丸ごと迷っていた
ブリティス城
 ブリティス王家の居城。長らくザビロニアの重鎮が居を構えていたが、突如一夜で大部分が撤退。場内には一部の兵が残される
 それは表向きの理由であった…
黒の部隊
 皇騎士抹殺の為ブリティス城に配置されたザビロニア最強の暗殺部隊。奪還作戦最後の敵となり、他にも邪称号保持者が作戦の為に加わっている
 部隊長は衛騎士ザビ・ギロス。配下に闇騎士ガンダムマークUがいる
ブリティス城地下 「円卓の間」
 代々、王と円卓の騎士にのみ所在が明かされる秘密の場所。ザビロニアの侵略目的たる『ある』物が隠されていた
 それ自体が神器の一種で、特定の条件を満たした者が鎮座する事で神々の力の一部を得ることが出来る